長澤雅彦監督 待望の最新作! 『恋』 2014年11月22日(土)公開

遠くを見つめ続けるあなたに わたしは再び、恋をしました。
予告編

映画「恋」DVDご購入について

販売価格:2,000円
内容:DVD1枚、ブックレット(本編83分、特典映像付)
販売元:下松フィルム・コミッション事務局

申し込み方法:
DVDの詳細や購入方法については、くだまつ観光・産業交流センターの特設ページにてご確認ください。

INTRODUCTIONイントロダクション

奇祭「きつねの嫁入り」にまつわる秘密が、 不器用な大人の恋に“奇跡”を起こす―。

狐の嫁入り

山口県の南東部に位置する下松市(くだまつし)。笠戸島に代表される豊かな自然と、新幹線をはじめ、鉄道車両等を製作するものづくりの会社が立ち並ぶ街。その街の中にあって、江戸時代の街道の面影を今に伝える花岡地域では、不思議な白ぎつね伝説に由来する、きつねの嫁入り行列を行う奇祭「稲穂祭」が毎年行われている。この行列では毎年市内の独身男女が新郎新婦役に選ばれ、きつねの面を被って参加するが、誰が選ばれたかは絶対に秘密であり、祭りの前も後も、それは絶対に明かしてはならない。そして、新郎新婦に選ばれた人は、必ず良縁に恵まれるという。この神秘的で叙情的なお祭りをモチーフに、瀬戸内の穏やかな街に昔も今も息づく人情を全国に発信しようと、切ない大人の男女の物語が今ここに完成しました!

『恋』シーン1

STORYストーリー

物語は、鉄道車両の溶接工で、妻に先立たれた徳田昭男が同じ会社の食堂で働く吉野咲子に惹かれるところから始まる。昭男、咲子、そして昭男の亡き妻には、稲穂祭の「きつねの嫁入り」にまつわる共通した「秘密」があった。今、切ない大人の「恋物語」が紡がれる―。

独特の映像美、そして切ない人間ドラマ。

ストーリーは、市民から公募し、最優秀となった相本正美さんの「きつねの嫁入り」を原案に、2014年劇場公開作の中でも傑作と呼び声が高い、第1回松田優作賞受賞作『百円の恋』の足立紳さんが大人の切ない恋物語として脚本化。本作のプロデューサーが『百円の恋』の企画に携わっている縁からの参加で、同じく『百円の恋』に出演している個性派俳優 伊藤洋三郎が出演。さらに“長澤監督の新作なら是非”と『遠くでずっとそばにいる』で透明感あふれる演技を披露した岡田奈々がヒロイン役を演じる。この他、下松市を舞台にした映画『OYAKO』(2014年公開)で主演を務めた元木行哉、長澤組の常連で、テレビドラマ『HERO』などでも好演する若手女優 朝倉えりか 等、個性派キャストが揃った。

  • 『恋』シーン2
  • 『恋』シーン4
  • 『恋』シーン5
『恋』シーン3

STAFFスタッフ

映画のプロと地元クリエーターが集結!

「映画」で街と人の魅力を全国に発信したい―。映画等の撮影を誘致するだけでなく、自ら作品を製作しようという下松フィルム・コミッションの姿勢に強く共鳴したのが、『夜のピクニック』『遠くでずっとそばにいる』等、圧倒的な映像美と叙情あふれる複数の劇場作品で人々を魅了した長澤雅彦監督。長澤監督は下松市に隣接する周南市にある徳山大学で教授を務めており、下松の人々との温かい交流を深めながらこの事業に深く関わっていった。これに撮影、美術など、地元・山口県でクリエーターとして活躍する人々が協力。さらに“友情”から数々の優れた映画作品を送り出してきた映画製作会社、シネムーブが協力し、映画のプロと地元のクリエーターたちが地域の垣根を超えて集結。お互いに気持ちを共有しながらひとつの見事な「チーム」を結成し、映画を創り出して行ったのである。

監督:長澤雅彦

1965年秋田県生まれ。早稲田大学卒。岩井俊二監督作品『LoveLetter』(95)『PicNic』(96)でプロデューサーを務め、篠原哲雄監督作品『はつ恋』(00)でオリジナル脚本を執筆したのち、『ココニイルコト』(01)で長編監督デビュー。同作でヨコハマ映画祭新人監督賞など数々の賞を授賞。その後、『13階段』(03)、『夜のピクニック』(06)、『天国はまだ遠く』(08)、『遠くでずっとそばにいる』(13)など、話題作を次々と監督。2013年はテレビ東京系のドラマ『なぞの転校生』全話を監督し、『週刊文春』誌で『今季最高のドラマ』と絶賛されるなど話題を呼んだ。長編、短編、CMと多方面で活躍するかたわら、2010年から徳山大学の教授を務めている。

長澤雅彦